facebookやLinkedInという欧米圏では爆発的なユーザー数を誇るSNSがありますが、「英語圏」という壁があるにしても、なぜか日本では、あまり実感として増えている感じがしない状況。
facebookを使えば使うほど、「日本の孤立感」を感じることが多いです。
実名でのSNSということで日本では根付きにくいのかもしれませんが、「名を名乗ってから」という部分は、自己主張の第一歩という気もしますので、「自己主張することを、あまり美徳としない」この国では、なかなか広がりにくいサービスなのかもしれないと個人的には感じてます。
そして、SNSではなく今度はケータイの話。
先日、林信行さんの「iPhoneショック」という本にもかかれていましたが、日本の携帯電話メーカーは、世界のマーケット全体との比較でみると、シェアは散々たる状態。(ソニーエリクソン以外は)全日本のメーカーを累計しても10%にも満たない状態。 欧米諸国とは、規格の部分で一線をおき、鎖国状態が続いてきた日本のケータイ会社は、今後の世界のマーケットで「危機的な状況にある」という林氏のメッセージには共感を覚えました。
イノベーションが生まれにくい風土、右にならえの風土、新しいことや、自分の信じたことを進めるのに、どうしても強いブレーキを感じる風土、そんな中で「一歩前に行くことは」相当な勇気が必要で、そんな風土に埋もれてしまう技術があったとしたら、なんかもったいないなと感じます。
個人的に思うところとしては、「自ら自分の想いを発していかない美徳」という日本独特の感覚は、時に、「気がついたら、世界の流れに完全に取り残される」という状況を作ってしまうのかと、ある種の怖さも感じています。
職場の雰囲気というのも、もちろん一概には言えないという前提はありますが、すくなくとも私個人的感覚では、これまで経験した外資企業(米、欧、規模の大小問わず)と、日本の企業(規模の大小問わず)では、マインドの違いは明らかに感じ取れました。
「とにかく、新しいことには、まず反対してみる」
という流れや空気感。
もちろん人にもよりますが、
個人的感覚としては、総じて日本の企業のほうが、
「ひき」の感覚が強いように感じました。
「前例がないと、とびこめない」
「新しいことを始める意志決定が(クイックに)出来ない」
こういったマインドが充満している組織は、
意外と多いように感じます。
でも「他」は変えられないもの。
自らが行動していくしかないと感じている方、
きっと「同志」です。 :)
このBlogの開設時にも書いた、Steve JobsのStanfordでのスピーチを聞いて、今日もがんばりましょう。
'You've got to find what you love,' Jobs says
http://news-service.stanford.edu/news/2005/june15/jobs-061505.html
※iTunes Uの中のStanfordのページには動画がUploadされています。
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