コスモスの影にはいつも誰かが隠れている
~ 藤原 新也~
メトロミニッツという地下鉄の駅においてあるフリーペーパーに連載されていた藤原新也氏の短編をいくつかまとめたもので、日常と非日常の境界を絶妙に表現されているところが、すがすがしくも、また、切なくも感じる短編集。
通勤時、いつもと違う「側」を見て電車に乗るだけで、人生が大きく変わっていく。
マニュアルどおりの対応で顧客対応するコンビニの店員の方に、日常のちょっとした挨拶をし続けることで、不思議な体験をすることになる。
読み手の環境や状況、そして「機微」を感じる感性で、さまざまな”想い”が巡りそうなストーリー14編。
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